セブンイレブンのジレンマ

12月17日からミニストップでもLINE PayやPayPayが使えるようになり、ローソン、ファミマ、ミニストップと順にスマホ決済が利用できるようになってきました。

ただ、ここにコンビニ最大手のセブンイレブンいない。何故か?

セブンイレブンは既に電子決済のnanacoがあり、セブン銀行をはじめとするATMがコンビニにあります。スマホ決済に人々が流れていくと、現金を使う機会が少なくなり、ATMを利用しなくなる。そうなるとATMの利用手数料からの収入が減ってしまう。

nanacoはコード決済に対応していないので、アプリから支払うにはFeliCa対応の携帯でしか無理だし、使えるお店も限られる。

どう考えてもLINE PayやPayPay、Origami Payの方が汎用性が高いと思います。

ユーザーとしては、セブンイレブンではnanaco、ローソンではLINE Payと使い分けることは面倒なので、なるべる1つの決済方法にしたいという思いがあると思います。(私みたいな物好き以外は)

今後の方針として考えられるのはnanacoをコード決済対応にしてnanaco payを作るか、LINE PayやPayPay、Origami Pay等を利用できるようにするか。

日本のキャッシュレス利用率は18%と低い状況なので、まだ、nanaco payの参入は遅くないと思いますが、PayPayの100億円キャッシュバックキャンペーンを上回るインパクトが必要になりそうですね。

比較的、中立(?)な感じのOrigami Payと提携も考えられますが、LINE PayやPayPayユーザーを取りこぼすことになるので、この手は無いでしょう。

なので、「毒を食らわば皿まで」ということで、LINE PayやPayPay、Origami Pay等のメジャーなスマホ決済が利用できるようになるのでは、というのが私の考えです。

ある程度、スマホ決済の市場争いが落ち着いてから導入先を決めようという考えもあるでしょうが、個人的にはセブンイレブンはこのスマホ決済の波に乗り遅れた感はありますね。

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